説明
 江戸城は三十六見附といわれ「枡形門」とよばれる多くの城門がありました。大手門は、江戸城の正門で、その警護には十万石以上の譜代大名があたっていました。築城当初の門は、明暦3年(1657)の大火で焼け落ち、翌年再建されましたが、関東震災によって倒壊しました。
 現存の渡櫓門は昭和42年再建、高麗門は明暦3年再建時のものです。枡形内にある鯱の頭部には「明暦三丁酉」と刻まれています。