説明
桜田の名は、古代に桜田郷と呼ばれていたことに由来し、古くから江戸の主要道が通過する場所でした。徳川家康入国直後の絵図には「小田原口」と記載されています。門周辺の石垣は、1614年(慶長19年)真壁藩(現在の茨城県)浅野長重によって築かれ、1620年(元和6年)仙台藩(現在の秋田県)伊達政宗らによって門の石垣が構築されました。門の周囲には、有力外様大名の屋敷が多くありました。
1860年(万延元年)の桜田門外の変は、彦根藩主で大老の井伊直弼が屋敷から登城中に水戸浪士に襲撃された事件です。
1923年(大正12年)の関東大震災で門が壊れましたが、再建され現在に至っています。