親愛なる会員並びに市民のみなさまへ
理事長 ご挨拶

 緑の美しい季節を迎えました。皆様は、如何お過ごしでしょうか。

 昨年は財団設立3周年の記念行事として調査研究委員会の開催並びに、シンポジウム&パネルディスカッションを開催することが出来ました。共催者の日本イコモス国内委員会さま、第一線でご活躍の研究者の皆様、文化財保存計画協会等のアドバイザーの皆さま、ご後援を戴いた千代田区や歴史文化まちづくりの皆さま、会員やボランティアの皆さまに、改めて篤く、御礼を申し上げます。

 お蔭様で、私達は、近未来の世界遺産を目指し「江戸城など全体整備構想の策定並びに江戸東京の歴史文化資源を活かした観光まちづくりを推進する」、構想の基本的な視点を確かなものにすると共に財団設立 3 周年を記念しプラットフォーム設立を宣言致しました。現在の世界的なパンディミック・コロナ禍など厳しい社会経済環境下の状勢分析から、「本丸御殿の復元検討などの江戸城等全体整備構想の策定」は、一旦、留保しつつも、その方針を堅持し人・モノ・資金などの体制が整い次第、策定活動を開始する所存です。

 同時にこの「構想」の策定活動と表裏一体のテーマとして「江戸東京の歴史文化資源を活かした観光まちづくり」の形成に寄与することを目的に、活動を推進して参ります。この運動を着実に次世代に継承していけば、必ずや日本最大の城郭都市東京が実現することが出来るでしょう。 その夢実現の為、日々の取り組みを着実に進めて参ります。

 皆さまには、この活動へのご参加とご支援を賜りますよう、何卒、よろしくお願い申し上げます。

*日本イコモス国内委員会(国連教育科学文化機関(ユネスコ)の諮問機関)
 1965年に設立した世界遺産登録の審査やモニタリング活動等を行う国際的なNGOの国内委員会で、文化遺産保存分野の第一線の学者や団体関係者が様々な活動を行っており、2018年に「文化的景観としての皇居外苑の再生に関する提言」を、環境大臣や関連省庁などに行っております。

*文化財保存計画協会(文部科学省・文化庁の認定団体)
 国内外の文化財など歴史文化遺産の保存計画等の活動を行っており現在、江戸城外郭の正門である常磐橋門跡の保全も担当されております。

2021年(令和3年) 3月22日
理事長 小竹直隆

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2021.1.03 理事長特別メッセージ

 改めて、「江戸城跡における歴史的建造物の復元などの整備」について、当会の考え方を述べさせて頂きます。これまでの調査で判明したことに加えて、2020年4月17日文化庁の天守等新復元基準からも東御苑に現存する台座の上に天守を再建することは極めて難題が多く不可能に近いと云わざるをえません。詳細は、理事長特別メッセージをご参照ください。

 『特別史跡江戸城跡における天守や本丸御殿等の歴史的建造物の復元のあり方について』(pdf:230KB)